全日本柔道連盟(全柔連)の斉藤仁強化委員長は2日、五輪や世界選手権代表の選考基準を発表し、透明化の一環として来年から導入を目指す「国内ポイントシステム」の詳細を説明した。大会のレベルに応じて定めたポイントを2年の期間で選手に与え、直近1年間より前の大会で得たポイントは半減される。

 国内ランキングが一目で分かるようになるが、代表をポイントのみで選ぶことはなく、選手の将来性なども判断材料とすると明記した。斉藤委員長は「陸上や水泳と異なり、数値のみで選ぶのは難しい」と話した。

 また選考結果について、選手が強化委員長に対して理由の説明を求めることができることも文書に盛り込んだ。