体操男子のエース、内村航平(コナミスポーツク)が8日、東京都内で日本体操協会の表彰式に出席し、昨秋の世界選手権の報奨金110万円を受け取った。

 個人総合で5連覇を達成したが、団体総合は中国に小差の2位。「ことしこそ団体の金メダルを取って、もっと多額な報奨金をもらえるように頑張ります」とあいさつし、出席者の笑いを誘った。

 2年前に第1子を授かった世界王者は「マイホーム資金として貯金する」と演技同様に堅実。団体と種目別床運動の銀メダルで60万円を贈られた白井健三(神奈川・岸根高)は、4月から進学する日体大での寮生活に向けて「布団や自転車を買いたい」とうれしそうだった。