ホンダは16日、都内の本社で緊急記者会見を開き、自動車レースの最高峰、F1シリーズに15年から復帰することを発表した。

 供給先は、80年代に他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇った英マクラーレンになる。ホンダはリーマン・ショックの影響で経営環境が悪化した08年を最後にF1シリーズから撤退していた。

 伊東孝紳代表取締役社長は「自動車メーカーとして環境領域はじめ一層の技術進化が求められる中、F1という四輪レースの頂点にも環境技術が大幅に導入されることを踏まえ、自らの技術を世界に試し磨くために、このたび、参戦を決断しました」、「やはり勝つこと、一番に意味がある。勝たなければならない。今回は相当それを強く意識しながら活動したい」とコメントした。