自動車F1シリーズのケータハムは21日、3月に開幕する2014年の正ドライバーとして、27歳の小林可夢偉の起用を発表した。

 日本人最高に並ぶ3位の実績がある小林は、2年ぶりにF1を走る。同僚には新人のマルクス・エリクソン(スウェーデン)が決まった。

 小林は09年シーズン終盤にトヨタからデビューし、10年から3年間はザウバーに所属。12年の日本グランプリ(GP)では3位に食い込み、日本人として3人目の表彰台に立った。13年は世界耐久選手権に出場した。

 10年にF1参戦したケータハムは4シーズンで1度も10位以内がない。昨季ドライバーを務めたシャルル・ピック(フランス)とヒード・ファンデルハルデ(オランダ)を起用せず、体制を一新した。オーナーのトニー・フェルナンデス氏はマレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの最高経営責任者(CEO)を務めている。