フィギュアスケート世界選手権の男子シングルで5位だった高橋大輔(25=関大大学院)が、来季に向けて早ければ6月中にも始動したい意向を明かした。今月中旬に右膝のボルトを抜く手術を控えているが、リハビリを含めた休養は1カ月以内に収める予定だ。横浜市内で4日、行われた「プリンスアイスワールド2011」に出演後、「日程は相談ですが、(手術から始動まで)1カ月かからないんじゃないかと思います」と話した。

 この日のショーでは、今季のSPで使ったプログラムを披露し、セクシーなステップと力強いジャンプでファンを魅了した。既に14年ソチ冬季五輪までの現役続行を決めている。今後はソチまでの3年計画で強化を考えており、「来季というより、3年かけてソチに行きたい」と青写真を明かした。ショー後は多くのファンから、「続けてくれてありがとう」と感謝され、花束攻めにうれしい悲鳴を上げていた。【森本隆】