<W杯スキー:ジャンプ女子>◇12日◇スロベニア・リュブノ◇個人第9戦(HS95メートル、K点85メートル)

 15歳の高梨沙羅(北海道・上川中)が、2回合計246・7点で、前日に続き自己最高タイの2位に入った。1回目に90メートルで2位につけると2回目も90・5メートルと飛距離を伸ばしたが、最後に飛んだ首位のサラ・ヘンドリクソン(米国)が、95メートルの大ジャンプを飛び、届かなかった。「ヘンドリクソンと私のいい戦いだった。2位になったことを喜んでいる」と話した。

 沙羅の前に再び「サラ」が立ちはだかった。前日に「ヘンドリクソンらが強敵」と話したが、これで3戦連続の2位でいずれも17歳のサラに敗れた。今後は19日開幕の世界ジュニア選手権(トルコ・エルズルム)に出場し、再び対戦する予定だ。ライバルを超えたとき、14年ソチ五輪での輝くメダルが見えてくる。