<市川美余アラカルト>

 ◆新星

 創部2年目の11年2月に日本選手権で初優勝。5連覇中のチーム青森から6―4の大金星。当時21歳だった市川は、実力とともに女優佐々木希似という美しさも注目を集めた。

 ◆ソチへの扉

 12年11月に日本代表としてパシフィックアジア選手権で決勝に進出。翌年の世界選手権に駒を進めた。この勝利で日本はソチ五輪世界最終予選の出場権を確保。「ソチ五輪への第1関門をクリアでき、うれしい気持ちでいっぱい」と涙を浮かべた。

 ◆無念

 昨年9月、日本選手権3連覇中の女王チームとして日本代表決定戦に出場。北海道銀行に敗れてソチへの道が断たれて号泣。号泣した市川に、小笠原は「美余の涙を無駄にしてはいけない」と話した。