ラグビー日本代表候補で編成したチーム「ウルフパック」のオーストラリア遠征に参加しているものの、恥骨の炎症で別調整が続いているリーチ・マイケル(30=東芝)が、17日にチームを離れ、母国ニュージーランドで専門家による検査を受けると明かした。

チームは17日のレベルズの下部チームとの強化試合に向け、メルボルン郊外で最終調整。練習を見守ったリーチは「セカンドオピニオンの意味で、ニュージーランドで診察を受けることになった。ジェイミー(ジョセフ・ヘッドコーチ)とも相談し、時間がかかっても完治させるように言われた」と説明した。

リーチは3月の沖縄合宿で同箇所を負傷。遠征出発前には、ダッシュができるまで回復し、オーストラリアで行われる2試合の強化試合での復帰に意欲を示していたが、飛行機移動で患部に負担がかかり、痛みが再発した。7月27日に始まるパシフィック・ネーションズカップへの出場についても、「まだ分からない」と慎重な見通しを示した。【奥山将志、峯岸佑樹】