南アフリカ(世界ランク1位)が2連覇を飾り、史上最多4度目の頂点に立った。

ニュージーランド(同2位)とのライバル対決を1点差で制し、史上初となった1次リーグ1敗同士の決勝で白星をもぎとった。ジャック・ニーナバー監督は「ファンのおかげです。選手たちはW杯の決勝に進出したことがあるし、3度目の出場だった選手もいる。その経験が彼らを引っ張った。みんなが戦士で、南アフリカを愛しています」と感慨深げに振り返った。

全ての力を出し尽くし、緑のジャージーの男たちが歓喜の瞬間を迎えた。

前半をSOポラードの4PGで12-6とリードして折り返し、後半18分には相手FBのB・バレットに両チーム最初のトライを許した。一進一退の攻防で体を張り、それでもリードは許さなかった。前回王者は強かった。

9月8日に開幕したW杯。大会中には主将でフランカーのコリシは「私たちの国の多くの人々は失業し、家がない人もいる。チームがスポーツだけでなく、国にとって、過去にどのような意味を持っていたかを知っている」と力を込めた。この日も多くのファンが、パリ郊外サンドニに集った。

最後に笑ったのは、南アフリカだった。

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