<柔道:世界選手権>◇13日◇男子無差別級◇東京・代々木第1体育館

 鈴木桂治(30=国士舘大教)が3位決定戦で鮮やかな1本勝ち、銅メダルを獲得した。初日の100キロ超級で初戦敗退。背水の陣で臨んだこの日も、準決勝で10歳も若い上川に敗れた。「メダルを取れて良かったけど、自分としては反省ばかり。無差別に出させてくれた諸先輩に感謝したい」と、ホッとした表情を見せた。

 この試合の結果次第では、進退も問われるところだった。「もういいんじゃないかと言われれば、潔くやめる。でも、無差別を戦っているときに、自分の体としてはやめたくないんだと分かった」と、2年後のロンドン五輪に意欲を見せていた。