元横綱朝青龍らの八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事をめぐり、日本相撲協会などが07年に提訴した複数の裁判で敗訴が確定している発行元の講談社は14日、記事の取り消し広告を掲載したことなどによる損害を回復するよう求める通告書を協会に送った。届いた日から7日以内に文書による回答を求めており、「誠意ある回答がない場合は、当時の北の湖理事長ら3人に対し、刑事告訴を含む断固たる法的措置を取る」と述べている。講談社は敗訴判決で協会に総額825万円の損害賠償を支払った。通告書は「日本相撲協会は虚偽の事実の主張・立証を通じて裁判所をだまし、誤信させて勝訴判決を勝ち取った。典型的な訴訟詐欺」と指摘している。