<東都大学野球:東洋大3-2亜大>◇26日◇最終週初日◇神宮

 東洋大は1番小島脩平主将(4年=桐生一)が3安打を放つなど、スーパールーキー亜大・東浜を攻略。乾真大投手(3年=東洋大姫路)-鹿沼圭佑投手(3年=桐生一)とつなぎ、5季連続優勝に王手をかけた。

 東洋大は1回から「東浜対策」の成果を見せ、5連覇に王手をかけた。先頭の小島が143キロの速球を三塁打し、次打者の犠飛でホームを踏んだ。この回、3安打して2点。小島は「イメージした通り。ストレートに絞って落ち着いて打てました」と話した。

 第6週(12、13日)の中大戦後、打撃投手が東浜のフォームをまねて投球、その球を打ち込んできた。「あれでタイミングがつかめました」と小島。高橋昭雄監督(60)は「東浜君は緊張したかな。1年生だからね。いつもより悪かった」。そして「明日、勝ったらごめんなさいだね」と余裕のセリフを吐いた。そんな監督とは対照的に、主将を務める小島は「明日、決めます」と意気込んでいた。