仙台育英(宮城)が秋田商との東北対決を制し、準優勝した89年以来26年ぶりに4強入りした。

 3回まで無安打と秋田商の左腕、成田翔(3年)を打ちあぐねたが、4回にプロ注目の平沢大河内野手(3年)が右翼ポール際に先制ソロホームラン。そこから打線がつながり、11安打6点と強力打線をみせつけた。投げてはエース佐藤世那(3年)が9安打7奪三振3失点と粘投。投打がかみ合い、悲願の日本一へ弾みを付けた。

 準決勝の相手は、怪物1年生の清宮幸太郎擁する早実。佐藤世は「ホームランバッター。流し打ちも出来る。インコースをしっかり攻めないと」と清宮対策を話した。