ロッテ涌井秀章投手(28)は、7回2安打2失点で今季初黒星を喫した。

 開幕から2戦2勝で迎えたが「この3試合では一番悪かった」という。それでも「低め、低めを意識した」と、1回から丁寧な投球でアウトを積み重ねた。

 援護は1点のみ。6回1死一塁で、西武中村に逆転の決勝2ランを打たれた。1ボールから投げた2球目、外へのカット系の球が少し甘かった。「勝負にいったのですが、(指に)かかり切らなかった」と残念がった。

 伊東勤監督(52)は「投手戦で、なかなか点が取れなかった。涌井なりに良い投球をしてくれたが、打線が、もう1点が取れなかった」と、涌井を責めることはなかった。チームの連勝は2で止まり、勝率5割で貯金がなくなった。