DeNA中畑清監督(61)が吉兆の「ドクターイエロー」に力をもらった。今日28日からの広島3連戦(マツダ)の移動日だった27日、JR新横浜駅のホームで偶然、黄色に塗装された新幹線が目の前に出現した。13年8月以来、人生2度目の遭遇だが「なんだ、あれは!? 幸運の新幹線?」と取材を打ち切り、新幹線の最後尾付近まで駆け寄り記念撮影。「よし、完璧だ。これはラッキーだな」とご満悦だった。

 「ドクターイエロー」は線路の点検などをする特別車両で、「幸せを呼ぶ黄色い新幹線」との異名を持つ。中畑監督は現役時代、ホームでは黄色のリストバンドを愛用しており「俺のラッキーカラーも黄色。これは、いいことがある」と、今季初の9連戦を前に吉兆を疑わなかった。

 今季2度目の4連勝中で、借金生活から一気に貯金1とし、上げ潮ムードのまま今季初の5連勝を狙う。9連戦の初戦は、ここまで4戦未勝利(2敗)のエース久保。指揮官は「火曜には一番、信頼をするピッチャーを置いている。最初から全力でいってほしい」と期待した。【為田聡史】

 ◆ドクターイエロー 新幹線電気軌道総合試験車の通称。線路、架線、信号電流などの状態を走りながら点検する事業用車両。「新幹線のお医者さん」で車体が黄色のためこう呼ばれる。東京~博多間を約10日に1度往復するが運行ダイヤは非公開。