ロッテ古谷拓哉投手(33)が今季初登板初先発で初勝利を挙げた。

 右ふくらはぎがつり5回でマウンドを降りたが、メヒアの1発による2失点に抑えた。味方のエラーにも慌てず、好機で無得点に終わっても動じず淡々と投げ続け試合を作っていった。2、3回と3者凡退に抑えて攻撃のリズムも作って逆転を呼び、中継ぎにいい形でバトンを渡した。

 お立ち台では田村の攻守にわたる援護をたたえた。「田村が投打に、あっ、投打じゃないや」と言い間違えて爆笑を呼んだ。「田村が打ってくれたし守ってくれた」と言い直して感謝。オフに行ったフォームのマイナーチェンジに時間がかかって出遅れたが、1カ月遅れでようやく開幕。「自分としては早かったと思う」と、焦ることなく巻き返しを誓っていた。