DeNA中川颯投手(25)がドジャース大谷翔平ばりの二刀流の活躍を見せた。

まず、ファンを驚かせたのは打席からだった。1点リードの2回2死一塁、中日左腕の松葉の初球カーブをすくい上げた。豪快に右翼席中段に運ぶプロ初アーチ。本塁打を確信して右拳を掲げ、ベンチに戻ると味方ナインに祝福されながら控えめにデスターシャポーズを披露した。これが今季NPBでの投手初アーチだった。

本職の投球では、特徴的なアンダースローから持ち味の打たせて取る投球でリズムに乗った。130キロ台の浮き上がる速球で詰まらせ、ゴロを重ねた。5回には1死二、三塁から岡林の中前へのポテンヒットと三好の左犠飛で2点を失うも、1点のリードを守り抜いた。6回5安打2失点でリリーフに後を託した。移籍1年目の右腕は「前回先発で情けないピッチングとなりましたが、今日チャンスをいただき死に物狂いで試合に臨みました。最低限、試合を作れたことは良かったです。試合の中で良い感覚もあったので、次回登板も自分の軸を崩さずに投げていきたいです」と振り返った。

伊勢、山崎、森原がリードをつないで本拠地初勝利。幼少期から通い詰めた地元のハマスタで投打のヒーローになった。

◆中川颯(なかがわ・はやて)1998年(平10)10月10日生まれ。神奈川・横浜市出身。桐光学園では甲子園出場なし。立大では1年春からリーグ戦出場し、通算10勝8敗。20年ドラフト4位でオリックス入団。1軍登板は21年1試合のみで、23年は育成契約となりオフに戦力外。DeNAが支配下として契約。184センチ、80キロ。右投げ左打ち。

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