プロ野球名球会の東尾修(65)、佐々木主浩(47)、立浪和義(46)の3氏は8日、巨人の福田聡志投手が野球賭博に関与していた問題について「これからが大変」などと危機感を口にした。

 東京都内で開かれた名球会の記者発表に出席した後に語った。

 東尾氏は1969年に西鉄(現西武)に入団。当時、西鉄投手の敗退行為が明るみに出たことをきっかけに6選手が永久失格となった「黒い霧事件」を経験している。「ちょうどプロ2年目に目の当たりにして非常に厳しい状況になった。これからが大変だと思います」と語った。

 佐々木氏は東北福祉大の後輩の福田投手が関与していたことに「ちょっとショックなこと。僕たちOBも球界もこれから入ってくる若い選手にどんどんそういう教育をしていかなきゃいけない」とし、立浪氏は「ないことが一番。そういうことが出れば野球界にマイナスイメージになるので、早く解決してもらえればいい」と語った。