東京6大学連盟が、ドラフト指名を受けてプロ入りする選手に対して、お金の管理や税金、法律などについての同連盟初の研修会を行うことが10日、分かった。2月から4年生選手を対象にした初の就職セミナーを開始した一環として、11月下旬に公認会計士や弁護士を招き、プロ入り選手限定の研修会を開催する。

 プロ野球界では、野球賭博問題が起きたばかりで、より一層の注意喚起が必要な時代になった。同連盟・内藤雅之事務局長は「プロに入れば、今まで見たことがない巨額のお金をもらうことになる。知識は身に付けておくべき。プロに入ってからも機会はあるでしょうが、送り出す連盟としても取り組みたい」と説明した。通算安打のリーグ記録を更新した明大・高山、慶大・谷田成吾外野手(4年=慶応)らスター候補がそろうだけに、最善を尽くしてプロの世界に送り出す。