ロッテが逆転で接戦を制し、2勝1敗でファイナルステージ進出を決めた。

 1回に1点を先取されたが、2回に井口資仁内野手(40)のソロで同点とし、7回にアルフレド・デスパイネ外野手(29)のソロで勝ち越した。

 守っては先発の涌井秀章投手(29)が7回途中まで8安打1失点、143球の熱投。シーズン最終戦だった6日の楽天戦の、延長10回137球に続く力投だった。

 伊東勤監督(53)は涌井について「再三ピンチはあったけど切り抜けてくれた。エース、最多勝投手の仕事をしてくれた」とたたえた。14日からは王者ソフトバンクが待ち受ける。「我々はチャレンジャー。高くて大きい壁に立ち向かっていかなきゃいけない。接戦を経験して、1試合1試合、力がついた。次のファイナルステージもぶつけてくれれば」と意気込んだ。