日本ハム宮西尚生投手(30)が今オフに左肘を手術することが12日、分かった。遊離軟骨を除去する見込みで、来年2月の春季キャンプには間に合う見通し。今季は入団から8年連続50試合以上となる、50試合に登板。シーズン中から慢性的な痛みを抱えながらも、中継ぎ左腕エースとして2位でのCS進出に貢献。ファーストステージでは登板機会がなく終わっていたが、主将としてけん引した。

 さまざまな処置でも痛み、違和感が解消できないことから、今後の野球人生をかけて決断したもよう。軽度の手術とみられ、春季キャンプでは例年通り、調整可能な見通し。順調に回復すれば、来季開幕には支障がなさそうだ。今後、球団側と最終的な意見調整を行い、期日などを決定。近年のチームの躍進を支えてきた1人が、鉄腕の完全復活を期して、積極的な改善に乗り出す。