広島は13日、マツダスタジアム内の球団事務所でスカウト会議を行った。ドラフト1位候補を12人に絞り込んだが、会議直前まで1位指名選手を決定しない方針も固めた。投手を基本線としており、明大・上原健太投手(4年=広陵)、県岐阜商・高橋純平投手(3年)らをリストアップ。昨年の有原、一昨年の大瀬良らのケースと異なり、1位指名選手を公言せずに挑むことになる。

 また、仙台大・熊原健人投手(4年=柴田)、大商大・岡田明丈投手(4年=大商大高)の評価が急上昇していることも判明。補強ポイントである救援投手としても即戦力の評価がついた。球団幹部は岡田について「直球とカーブがいいし、全体的にいい。1年目からある程度結果を残せるのでは」とコメント。いずれにしても当日まで情報収集に努め、他球団の動向もうかがいながら柔軟に対応していくことになりそうだ。