連覇を狙うソフトバンクが王手をかけた。序盤のリードを継投で守りきり、通算成績を3勝1敗とした。

 ソフトバンクが先手を取った。李大浩が初回に先制適時打を放つと3回にも無死満塁から走者一掃の適時二塁打。細川にも適時二塁打が出て、序盤で5点をリードした。

 ヤクルトは4回に中村の内野ゴロの間に1点を返した。6回に今シリーズ初先発マスクのソフトバンク細川にソロ本塁打を浴びたがその裏、ソフトバンク先発摂津を無死満塁と攻め降板させると、上田の2点適時打などで3点を返した。

 ソフトバンクは7、8回を3番手千賀が6人斬りでヤクルトの反撃ムードを断ち切ると、9回は守護神サファテが一打逆転のピンチを背負いながら締めた。

 王者の強さを見せたソフトバンクが敵地で胴上げとなるか。神宮球場で29日に行われる第5戦に勝てば2年連続7度目(前身の南海、ダイエー含む)の日本一が決まる。