ぼくカジえもん!? DeNA梶谷隆幸外野手(27)が、夢の猫型ロボット「ドラえもん」のような万能ぶりでチームの願いをかなえる。22日、体重の増量中のこのオフは1日5食と明かし「炭水化物を多くとるようにしてきた。どら焼きのカロリー表示を見たら炭水化物の量が多かったので毎日食べています」とニヤリ。どら焼きが大好物のドラえもんのように? と突っ込まれると「いやいや。普段は甘いものをあまり食べない」と手を横に振りながらも「夢のキャラクターですよね」とにっこり笑った。

 ドラえもんといえば、四次元ポケットから、ひみつの道具を出してのび太の夢をかなえてくれる。今季、ラミレス監督から「キーマンは2番に置く梶谷」と指名をされ、重要な役割を担う。梶谷本人も「器用なタイプじゃないけど場面場面でベンチのサインとか狙いを打席でやれるようにキャンプから意識してやる」と自覚。タケコプターで空を自由に飛んだり、どこでもドアで瞬間移動することはできないが、進塁打、犠打、盗塁、エンドランなどあらゆるケースに備えて“ひみつの道具”を磨き上げていく。

 この日は広島市内のトレーニングクラブ・アスリートで自主トレを公開。筋力強化を図りながら、どら焼き効果で88・5キロと、シーズン終了後から約10キロの体重増にも成功し「順調にきています」と納得顔。あんなこといいな、できたらいいな♪ の夢プランをかなえるために梶谷が準備を進めている。【為田聡史】