覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が開かれた17日、テレビ関係者からは、今後のタレント活動再開の見通しに厳しい声が相次いだ。当面出演を依頼する予定はないとの声や、相当な理由がない限り仕事を依頼しないとの声が出るなど、敬遠ムードが色濃く漂った。
知名度抜群で、見た目もいかつい“番長キャラ”の清原被告はこれまでTBS系「炎の体育会TV」、フジテレビ系「run for money 逃走中」など、さまざまなバラエティー番組に出演、タレントとしても活躍してきた。ただ、今後の判決の内容に限らず、タレント活動再開は容易ではなさそうだ。
あるテレビ局関係者は「そもそも被告人という立場の人に出演を依頼することはないが、判決後も相当な理由がなければ依頼しない」と語った。別の局社員も「もし判決で執行猶予がついても、バラエティー番組だけでなく、報道のセクションも関係してくる話になるので、簡単に出演を依頼して番組制作という話にはならない」とした。
各局には、過去の失敗談や挫折などをゲストがネタにするような番組もある。また、もし、清原被告の「復帰出演第1弾」番組が放送されれば、その注目度からみて、高い視聴率も期待される。ただ、民放局幹部は「犯罪行為では難しい。復帰は先の話だと思うし、まずは判決が出てから」と、慎重ながらも後ろ向きな姿勢を感じさせた。
一方で、活動再開のためには「薬物撲滅にむけた活動や慈善活動などに積極的に取り組むなど、更生した姿を世間が十分に理解、納得するに至ることも重要な要素の1つではないかと思う」(同幹部)と指摘する声も。世間の理解を得るには「数年程度はかかるのではないか」との声が強かった。薬物関連事件は再犯率が高いとされ、少なくとも現段階では、安易な起用は避けたい意向がうかがわれた。




