ソフトバンク前田悠伍投手(20)が、雨天中止となった鹿児島で、先発ローテーション入りをつかんだ。この日1軍登録され、今季初先発。2番西川には高め直球を右翼席へ運ばれたが、ソト、井上から空振り三振を奪うなど、2回1失点も、その裏に雨が強まり降雨ノーゲームとなった。
小久保裕紀監督(54)は「悠伍はオープン戦のあたりよりは全然よくなっていた。出力もプロに入って一番に近いくらいの出力が出ていた」と、力強さを増して2軍からはい上がってきた姿を絶賛。「次も期待している」と次回も1軍で先発させると明言した。
今季初登板は幻となったが、成長を見せた31球だった。前田悠も「手応えはよかった。直球が走っていた。昨年よりは絶対通用するなと思った。真っすぐも」と自信を深めた。
大阪桐蔭から23年ドラフト1位で入団。飛躍のプロ3年目とキャンプインしたが、フォームが崩れ、思うような投球ができず、体調不良も重なり開幕ローテーション争いから脱落していた。この日のチームのスピードガンでは最速149キロだったが「ファウルも取れたし、本塁打以外はいい球がいった」と、球速以上の力強さがあった。「力んでいない。しっかり自分のフォームで、勝手にいい球がいっていた」と、もうフォームで悩んでいた姿はない。中6日なら5月3日楽天戦(みずほペイペイドーム)で再びチャンスがまわってくる。「次はしっかり投げて勝てる投球がしたい」。前田悠が堂々と戦力となって1軍に加わった。【石橋隆雄】



