全パの日本ハム大谷翔平投手(22)が本塁打を含む3安打2打点の活躍で、自身初のオールスター最優秀選手に選ばれた。

 投手部門でファン投票、選手間投票で選出されていた大谷は、指先のまめをつぶした影響で打者として出場。「5番指名打者」で先発し、2点を追う5回無死でまずは、自身オールスター初となる左中間への本塁打。7回にも先頭で左前打を放つと、1点を追う8回には2死一、二塁から同点打を放ち、シーソーゲームを引き分けに持ち込んだ。

 大谷は「投手として選んでもらったので、マウンドでいいパフォーマンスを見せられればと思っていたけど、こういう形になってしまったのでなんとか活躍したかった。すごく楽しかった。打ったときもみなさんが声援を送ってくれて温かかった。もっとパ・リーグを盛り上げて、プロ野球全体でがんばっていきたい」と振り返った。

 敢闘選手賞には、5回に2ラン本塁打を放った西武浅村栄斗内野手(25)、先制本塁打など2安打を放ったDeNA筒香嘉智外野手(24)、2安打1打点の活躍を見せた広島鈴木誠也外野手(21)が選ばれた。