6連勝だ。2位に8ゲーム差だ。優勝マジック点灯に王手だ。広島がヤクルトを1安打完封リレーで封じ、25年ぶりの悲願Vへまた1歩近づいた。2試合連続0封を飾った投手陣の踏ん張りに打線も応える快勝。明日23日からは2位巨人との直接対決で、勝つか引き分ければついにマジックが点灯する。
下手投げから繰り出される山中の切れのある球に広島打線が苦戦した。それでも相手のミスから得た好機を得点につなげると、緒方広島の真骨頂である「投手を中心にした守り勝つ野球」で逃げ切った。無失策の堅守をバックに先発が力投し、中継ぎ陣がつないだ。打ち勝つだけではない。接戦をガッチリものにし、連勝を6まで伸ばした。
緒方監督 今いる投手陣で何とか試合を作っていかないといけない。ヘーゲンズはいい働きをしてくれている。(代役の)今村にしても頑張ってくれている。
先発事情で先発に回った助っ人右腕が好投し、その穴を今村が埋めた。1安打無失点リレーは46年ぶり2度目。「これが勝ちパターン。継投の最善だと思う。あとは(大瀬良)大地、一岡が5、6回、そこら辺を投げてくれれば」。試合を重ねるごとにより強固な救援陣に整備できている。
打線は対山中で先発起用された松山と安部が応えた。2回は松山が突破口を開き、安部が先制犠飛。7回、田中の2ランも安部の中前打から始まった。早出練習では迎打撃コーチ補佐が、全体練習では石井打撃コーチが先発組に下手投げで仮想サブマリンを演じていた。選手起用と対策が結果に結びついた。
6連勝で貯金は最多25。2位巨人とのゲーム差は8に広がった。明日23日巨人戦(東京ドーム)で勝てば、前回優勝した91年以来のマジック点灯だ。それでも緒方監督は「週明けからも1戦1戦、やっていくだけ」と開幕から初志貫徹。頂点にたどり着くまで、広島野球を貫いていく。【前原淳】



