広島ジョンソンは中4日で先発したが、6回4安打無失点と仕事を果たした。

 好投を続ける左腕は第7戦(30日)でリリーフ待機する可能性が浮上。ジョンソンも「(首脳陣と)話していないから分からない」と可能性を否定しなかった。試合展開によってスクランブル登板も十分ありそうだ。試合後は、チームがサヨナラ負けを喫しただけに浮かない表情だったが「自分らしい投球ができた」と、安定感ある投球を振り返った。日本シリーズ2試合で、12回2/3を投げて防御率0・71。絶対的な安定感を誇る沢村賞投手が、3度目のマウンドに上がる可能性は十分にある。

 ▼広島が86年以来の3連敗。先発投手は5試合で防御率0・89と抜群だが、救援陣が第3戦から3→2→5失点。救援投手の防御率は6・43で大瀬良、ジャクソン、中崎と3連敗。救援陣が3敗は57年巨人、65年南海、74年中日、92年西武に次いで24年ぶり5チーム目だが、過去4球団は白星もしくは先発投手の敗戦を挟んでおり、1シリーズで救援投手が3連敗したチームは初めて。