巨人の宮崎秋季キャンプが5日、ユニークトレからスタートを切った。戸根、桜井ら多くの選手が「初めて聞いた」と目を丸くさせたのが、「ケンカボール」と呼ばれる練習メニューだった。中心の1人が7~13メートル離れた周りの9人と素早くボール回しする練習で、足を使って、スローイングする意識を植え付けた。尾花コーチは「正確に、素早く投げる練習。けんかのようにやってただろ」と話した。

 ユニークトレの誕生は、ミスターの提言が影響した。9月中旬、球団幹部が集う役員会に長嶋終身名誉監督も出席。就任1年目の高橋監督らチームを「よく頑張っている」と評した上で「もっとユニークな練習をした方がいいんじゃないか」と話した。ミスターも就任1年目の秋に「地獄の伊東キャンプ」を敢行。若手を育て上げたように、今年は創意工夫でレベルアップを図る。

 ジャイアンツ球場での秋季練習中も、ユニークな練習が組み込まれた。「神の手練習」(ホームへのスライディング練習)が代表例で、高橋監督は「飽きさせない努力も必要」と効率アップに役立てる。育成選手9人が参加する「若手底上げキャンプ」。指揮官が「数をやらないと」と話したように、午前8時30分の早出練習からスタートし、辺りが真っ暗な午後6時30分に終了した。【久保賢吾】