阪神がリリーフ補強に成功した。これまで契約合意に達していた新外国人ロマン・メンデス投手(26=レッドソックス傘下3A)と正式に合意したと20日、発表した。背番号などは正式契約した際に発表する。

 メンデスはドミニカ共和国生まれの右腕で、レンジャーズ時代の2014年に大リーグデビュー。メジャーでは救援で通算45試合に登板し、0勝2敗、防御率3・09だった。191センチの長身から投げ込む150キロ超の直球が武器で、スライダーもキレ味が鋭い。今季はメジャー登板がなかったが、3Aで32試合に登板。64回で59三振を奪った。残留が決定的なマテオとともに、守護神候補として期待される。

 来季の助っ人陣容が固まりつつある。阪神はすでにゴメス、ヘイグ、ペレス、サターホワイトの4選手と来季の契約を結ばないことを発表している。これで投手はメッセンジャー、マテオ、メンデスの3人が確定。ドリスは契約延長も検討されている。野手は補強ポイントだった右打ちの三塁手にターゲットを絞り、すでにエリック・キャンベル内野手(29=メッツ)と契約合意に達している。

 ◆ロマン・メンデス 1990年7月25日、ドミニカ共和国生まれ。07年に17歳の若さでレッドソックスと契約。10年のシーズン中にレンジャーズに移籍。14年にメジャー初登板を果たした。球種はスライダーに加え、チェンジアップ、ツーシームなどがある。191センチ、107キロ。右投げ右打ち。