ソフトバンク和田毅投手(35)が11日、母校・早大で野球普及のために大ハッスルした。東京・東伏見にある同大グラウンドで行われた「プレイボール プロジェクト~野球を始めよう、楽しもう、学ぼう~」に、同大後輩のアストロズ青木、日本ハム斎藤らと参加。地元の少年野球チームなどから参加した170人の少年少女を相手に、マイクを持ってMC役を務めたり、打席に立って豪快なフルスイングなどを披露した。

 同イベントは、野球人口の減少化など野球界が抱える課題を乗り越えるために、早大野球部OBの若手有志らが中心となって初開催された。野球の魅力である「打つ」「投げる」という部分での楽しみを子どもらに実感してもらうために考案された「ワセダゲーム」などを通して、野球本来の面白さを実感してもらった。

 和田は「子どもたちの笑顔が見られて良かった。手応えは、まだまだ先の話になるけど、アクションは起こしていかないといけない」と、一野球人として現状を憂いながらも、多くの笑顔に接したことには満足感をにじませた。「子どもの人口が減っている中で、こういう普及活動をきっかけにして、子どもが野球の楽しさを実感してくれれば。野球の魅力を再発信したい。今後も継続してやっていければ」と、力を込めた。