2・1左打者デビューいけます! 阪神大和外野手(29)が13日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で暴力団追放運動支援自動販売機の設置式に出席した。10月末の秋季練習で右脇腹筋挫傷を負い、高知安芸の秋季キャンプには不参加。11月下旬までにリハビリを終え、本格的にスイッチヒッター挑戦をスタートさせている。来年2月の春季キャンプスタートから実戦形式で左打席に立つ意気込みだ。

 「右でもちょこちょこ打っていますけど、ほとんど左で打っています。スイッチをやると言った以上、(春季キャンプでも)やる方向で動いていますよ。少しずつ左打席での違和感は消えているので、あとは実戦でどれだけできるか。(春季キャンプ最初の)そこの実戦がほぼ初めてになる。最低限のレベルに持っていければと思っています」

 現在はマシン打撃などに汗を流し、右打席の倍以上となる回数を左打席で振り込んでいる。お手本は巨人立岡。立岡はソフトバンクから巨人に移籍1年目の12年に左肘靱帯(じんたい)を断裂し、右打者から左打者に転向。昨季、打率3割4厘でブレークした。フォームを動画でチェック。時には鏡で自分の右打ちも参考にしながら、スタイル固めにいそしんでいる。

 来季は内野一本で勝負する予定。激戦区の二塁でレギュラーを奪うため、新たなチャレンジを加速させる。【佐井陽介】