右肩手術からの完全復活を目指すプロ野球ソフトバンクの松坂大輔投手(36)は13日、米自治領プエルトリコのウインターリーグ(WL)、カロリナの一員として本拠地でのカグアス戦で2度目の先発登板に臨み、5回を3安打1失点、3三振2四球だった。丁寧に打たせて取り、4回の犠飛による失点だけでしのいだ。チームは0-1で敗れ、敗戦投手となった。

 好投した松坂は「自分の思った通りに取れた内野ゴロが多かった」と満足げに言った。

 WL参加を希望したのは「今の状態を改善していく中で、いい方向に変えられるきっかけになればいい」からだ。打者の手元で微妙に動くツーシームを磨くだけでなく、ノーワインドアップで投げている。

 この日は1回に招いたピンチを三ゴロ併殺打などで切り抜け「ツーシームをストライクゾーンの中で散らすことができた」と手応えを口にする。

 日本プロ野球に復帰した昨年、右肩の手術を受けて1軍登板はなし。今年10月に10年ぶりの1軍登板を果たすも、1回を3安打5失点、4四死球と崩れた。

 「何かを変えるときには、思い切って徹底的にやること」との思いを胸に、カリブの島へ。ノーワインドアップについては「いい形が出たときに、余計な動きを考えてしまう」と試行錯誤が続いているが「うまく変われるきっかけをつかめたらいい」と気持ちはぶれていない。