日本ハムは19日、新球場の建設構想を本格化させることを発表した。日本ハム本社と協働体制を敷き、「タスクフォース(特別任務部門)」を設置する。三谷仁志事業統轄副本部長は「従来以上に本社とタッグを組んで、調査検討を進めていけることになる。外部の方にも公にお会いさせていただきながら、具体的な話をしていける」。今後は2週間に1度を目安に会議を開くと同時に、候補地の自治体と協議を重ねる。

 北広島市、札幌市真駒内地区などが候補に挙がっているが、前沢賢事業統轄本部長は「場所よりも、北海道の方々に誇ってもらえる施設であることが重要」と理想のボールパークを目指す。施設面の具体的なプランは明かさなかったが、開閉式ドーム型の天然芝球場になる見込み。また三谷副本部長は「海外の事例で、球場の横に商業施設、宿泊施設があるものもある」と、複合的に発展性のあるスタジアムにしたい考え。本社の新中期経営計画パート5の期間内(18年3月まで)に、一定の方向性を出すとしている。