中日落合博満GM(63)が来年1月末で退任することが20日、分かった。球団関係者が認めた。後任は置かない。このまま退団する可能性が高い。

 04年から11年までの8年間、監督としてリーグ優勝4度、日本一1度の好成績を残した。13年10月に白井文吾オーナー(88)からの要請を受け中日に復帰。自らGM職を提案し、球団初のGMに就任した。就任会見では「監督以上に責任は重い。優勝するチームをつくらなきゃ、やる意味がない。戦力をつくれなければ、すべて私に責任がある」とコメント。同時に誕生させた谷繁元信兼任監督(45)とのタッグで、強豪復活を目指した。

 ただ期間中の順位は4位、5位、6位と落ち込む一方。今年8月には谷繁監督を途中解任した。白井文吾オーナー(88)は落合GMの責任はないとしてきたが、球団内外の批判の声が強かったこともあり、8月の段階で来年1月限りでの契約解除を示唆していた。