オリックス佐藤達也投手(30)が、不安いっぱいの新入団右腕を「好リリーフ」だ。FAの人的補償で阪神から移籍の金田和之投手(26)が入団会見した26日夜に、速攻で会食。元同僚の阪神桑原と3人で食卓を囲んだと27日に明かした。

 「チームの雰囲気とかを伝えました。真面目でいいヤツそうなので、きっとオリックスでもうまくやっていけると思いますよ」

 金田は会見でオリックス選手との親交を「まったくない。選手名鑑を見たら西、松葉とか同い年の選手が多かった。これから仲良くなれたら」と苦笑いで明かしていた。だが入団初日に先輩右腕との交流で“オリぼっち”状態から脱出だ。

 会食中には海田と塚原に電話。そのまま金田につないで投手陣の輪が広がった。佐藤は「僕で教えられることがあれば何でも。いい投手だし一緒に頑張っていけたら」。かつての最優秀中継ぎ右腕もここ2年は不本意な成績。金田の加入を刺激に、平野や岸田らとの強力ブルペンを復活させる意気込みだ。【大池和幸】