ソフトバンク内川にとっては、大きな節目を迎える年となるに違いない。プロ16年間で1896安打しており、通算2000安打達成まで、残り104本。「まだ今は自分があのブレザーを着て名球会に入っていいのかなという気持ち。記録のすごさはプロ野球生活が終わった時に実感すると思う」と謙遜するが、最近は9年連続で年間145安打以上放っており、記録到達は時間の問題だ。

 現在、通算打率はプロ野球歴代9位の3割1分0厘1毛。このペースでいけば1789試合目での達成が実現する。これは歴代8位となるスピード記録で、右打者では長嶋茂雄、ラミレスに次いで3番目となる。チームを2年ぶりの優勝、そして日本一へと導くことが最優先だが「早く達成できるということは、それだけチームに貢献できているということ。勝ちにつながるヒットを数多く打ちたい」と価値ある一打を重ね、名球会入りを実現させる。