ソフトバンクのドラフト1位、創価大の田中正義投手(22)が26日、工藤監督の前でブルペン投球を初披露した。

 指揮官はこの日、筑後の新人合同自主トレを視察。田中は21日以来、2度目のブルペン入りで、指揮官が見守る中、捕手を立たせて14球、座らせて26球を投げた。最後の1球は低めのコースいっぱいに直球を投げ込み「最後の球は良かった」と、満足そうに振り返った。

 捕手の背後で球筋をチェックした工藤監督は「よかったよ。ボールがヒュッて(上に)いってた。すごく体をうまく使っていて、力を入れているように見えないのに力のあるボールが来る。今は直すところはない」と絶賛。「またユニホームを着て投げるのが楽しみ」と、プロでの活躍に期待を寄せた。