日本野球機構(NPB)は30日、今季から実施される併殺崩しの危険なスライディングを禁止するルールの説明会を行い、昨年4月3日の日本ハム-ソフトバンクで、日本ハム田中賢がソフトバンク川島に行ったスライディングは、一発退場になる可能性を示した。

 田中賢の併殺崩しを狙ったスライディングを足に受けた川島が負傷退場。井野修野球規則委員は、当該審判の判断によるとした上で、一発退場の可能性について「あり得る」と見通しを示した。今回のルールは選手の安全確保が主な目的で、走者が違反した場合は、走者と打者走者がアウトになり、走者に警告が出される。同じ選手が2度警告を受けると退場で、危険極まりないプレーと判断されれば1度で退場の場合もある。