広島の紅白戦最初のアーチは岩本貴裕外野手(30)だった。

 14日、今キャンプ2度目の紅白戦。4回の第2打席、左腕中村恭平投手(27)の低め直球を捉え、右翼席へ運んだ。

 さらに7回にもオスカルから左前打。左腕からの2安打は一番のアピール材料になったはずだ。

 前日の紅白戦から2戦連続安打。「結果を求めてやってきたので、ヒットが出たのはいいこと」。9年目の春、人なつっこい顔に玉の汗を浮かべて奮闘している。【広島担当 前原淳】