3軍キャンプ調整中の巨人山口俊投手(29)は、右肩の状態次第で開幕ローテ入り回避も視野に入れた調整を続ける方針となった。

 1日に今キャンプ中5度目で最後のブルペン入り。座った捕手に50球を投げ、右肩の感触を確かめた。当初は最終クールにもシート打撃などの実戦登板を行うプランが存在したが、実現には至らなかった。「(上昇度は)最初に思っていたよりも少し遅いかなというイメージです。開幕ローテというのは自分の中で目標にありますけど、中途半端な状態でいっても1軍では通用しないので」と、今後も投球の強度を慎重に判断していく。最短の復帰プランは、3月下旬に2~3回の実戦登板を経ての開幕ローテ入り。「後は自分の感覚の問題だけ。もしかしたら1週間後に実戦で投げられるかもしれないので」と話した。