オリックスが「開幕ダッシュローテーション」を編成する。31日からの開幕楽天3連戦(京セラドーム大阪)に、金子千尋投手(33)と西勇輝投手(26)の先発登板が濃厚となっていることが1日、分かった。右の2枚看板をそろって投入することで、10年以来の開幕カード勝ち越しを狙う。

 金子と西がともに開幕カードに先発したのは13年の1度だけ。今年は金子が開幕投手に内定しており、西は3戦目を任される可能性が高い。また2カード目となる西武2連戦の初戦は、昨年の対戦4勝0敗の「レオキラー」ディクソンの先発が有力視される。

 金子は5日の侍ジャパン戦で今季初実戦。先発して1回を投げる予定だ。西は3日のWBCキューバ代表戦で初実戦。中継ぎでこちらも1回を予定する。これからの実戦モードに向け「自信を深めていきたい」と意気込んでいる。福良監督はキャンプ中、あくまで構想段階ながら開幕5戦の先発5人衆に金子、西、ディクソン、松葉、コークを挙げている。最下位からの巻き返しへ「スタートダッシュが大事」と話しており、本拠地開幕から勢いをつける。