ソフトバンクが「快走」を続けている。1番上林の2盗塁などを含めて5盗塁。開幕1軍を目指す若手を中心に走りまくった。8回には代打で出場した柳田が中前打を放つと、すかさず次打者の初球に二盗に成功。「若手に限らず、柳田も走ったでしょ。もっともっと走らせますよ」。村松外野守備走塁コーチはさらなる「激走」を予告した。

 オープン戦8試合のチーム盗塁数は12球団トップの15盗塁。試合数の倍近い数字を残している。シーズンで換算すれば、目標の150盗塁どころか、軽く200盗塁を超える計算だ。キャンプ後半から取り組んでいる「強いスライディング」も浸透。ベースの先まで滑り込むことを徹底し、スライディング時の減速を防いでいる。「オープン戦からどんどん走らせないと、いざ公式戦と言っても無理ですから」。今後は中堅選手も積極的に走らせる。