阪神先発の藤浪晋太郎投手(23)が8回6安打1失点の好投で、今季初勝利を挙げた。

 前回4日ヤクルト戦では、5回2失点も9四死球と大乱調だった右腕だったが、この日は快投。初回の2死一、二塁のピンチをしのぐと、6回に梶谷の本塁打を浴びるも、8回まで安定した投球をみせた。

 藤浪はお立ち台で「とりあえず自分の中でスタートを切れたんで、よかったなと思ってます。前回あまりよくなかったんで、今回しっかり投げたいと思ってましたし、しっかり調整してきたので。それを出すだけかなと、シンプルに考えてマウンドに上がりました」とほっとした表情。続けて「フォアボールとか余計なものは少なく、ホームラン打たれましたけど、テンポよく内野ゴロ多く、守備の方にも助けてもらいながら、投げられたかと思ってます。チームがいい流れできてるので、このまま、次の登板にしっかり備えて、次も勝てるように頑張りたいと思います」と、次戦に向けて意気込みを語った。