巨人田原誠次投手(27)が、今季初登板初ホールドでチームのピンチを救った。先発の吉川光が阪神鳥谷への危険球で退場となり、5回1死一、三塁のピンチで緊急登板を告げられた。急な展開にも落ち着き払った投球で、代打の伊藤隼を投ゴロに打ち取った。

 続く梅野も二ゴロに抑え、ピンチを脱出。6回2死一塁までの1回3分の1を無失点で切り抜けて、チームに流れを引き寄せた。

 21日にファームから今季初昇格。昨季64試合に登板したタフネス右腕は、今季は下半身のコンディション不良で開幕2軍スタートとなっていた。「初登板が厳しい場面でしたが、慌てないように心がけました。これからも行けと言われたらどんな場面でも行きます。重圧はありますけど、自分が頑張ればチームに貢献できるので」と力強かった。