巨人先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が7回6安打無失点と好投し、育成出身投手初のデビュー2戦2勝の快挙を達成した。

 立ち上がりから安定感が光った。初回に3点の援護にも恵まれ、最速145キロの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップをストライクゾーンへ集めた。3回には2死から連打で一、二塁とし福留を迎えたが、120キロのカーブで遊ゴロに打ち取り、難をしのいだ。7回まで108球で1四球。先頭打者を出塁させたのは5回の1イニングだけと、主導権を握り続けた。