楽天の野村克也前監督が24日、自民党大会で講演し「負けるときは負けるべくして負ける。巻き返しに向けて頑張れ」と政権奪還に向けて叱咤(しった)激励した。

 「再生工場」の異名を持つ野村氏は「負ければ反省するが、勝つと反省しない。そこに落とし穴があった」と昨年の衆院選敗北を分析。自民党をかつて「球界の盟主」と言われた巨人軍に例え「上に立てば必ず足を引っ張られることを忘れず、気を引き締めてほしい」と指摘した。

 大会の司会は小泉純一郎元首相の次男で衆院議員の小泉進次郎氏(28)が務め、“美人すぎる市議”として名前が広まった青森県八戸市議の藤川優里氏(29)も女性地方議員代表で登壇。若さを前面に打ち出し「新生自民党」をアピールした。

 [2010年1月24日12時31分]ソーシャルブックマーク