オリックス迎祐一郎外野手(28)と、広島長谷川昌幸投手(32)喜田剛内野手(30)の1対2の交換トレードが15日、両球団から発表された。

 長谷川は02年に13勝を挙げるなど、通算42勝(58敗)。投手陣の整備を進めるオリックスは今季2試合登板(0勝1敗)と出番の少なかった右腕に注目。また07年に阪神から広島へ移籍した喜田については、オリックス岡田彰布監督(52)が阪神監督時代に熟知した選手。T-岡田外野手(22)が負傷で登録抹消されるなど、左打者が不足していた。

 一方、今季の迎は田口壮外野手(40)が負傷離脱した際に1軍昇格したが、3試合出場にとどまっていた。07年にはウエスタン・リーグで3冠王を獲得するなど長打力があり、広島は以前から興味を示していた。ともにBクラスで苦しむ両球団の思惑が一致して、トレードが実現した。

 [2010年5月15日15時42分]ソーシャルブックマーク