巨人は24日、伊原春樹ヘッドコーチ(61)から今季限りでの退任の申し入れがあり、来季からは編成本部シニアアドバイザーに就任することになったと発表した。また篠塚和典打撃コーチ(53)、西山秀二バッテリーコーチ(43)、緒方耕一外野守備走塁コーチ(42)に、来季の契約を更新しないことを通告した。

 西武、オリックスで監督経験のある伊原氏は、2007年からヘッドコーチに就任していた。清武英利球団代表は「チームの参謀からフロントの参謀として、プロ、アマ両スカウトの統括や、トレードの要請を確認してもらうなど特命事項もやってもらう」と説明した。

 清武代表は秋季練習が始まる11月1日までに来季のコーチの陣容を固める意向。選手育成強化を掲げ、「外部の血もためらわずに入れて、競争力と育成力を高めたい」と、投手コーチを増やすなど、今季よりもコーチを増員する方針を示した。

 [2010年10月24日21時53分]ソーシャルブックマーク